社会人だからこそ、「大きな夢」を掲げて走り出すべきだ
昔から人間観察が大好きで、子どもの中で遊ぶより大人の井戸端会議に小耳を立てているのが大好きだったゆとりキャリアライター*有栖沙織です。
まだ幼かった頃から私の目に映る大人の姿は、本当につまらないものでした。
毎日憂鬱そうに朝を迎え、疲れた顔で帰宅し、誰かと集まれば噂話か仕事の愚痴か健康の話かお金の話か・・・。
日々を楽しく過ごしながら、たくさん夢と希望を抱いていた私からすると、何でそんなに楽しくなさそうな事を続けているんだろう、いろいろあるかもしれないけどもっと楽しく過ごせばいいのにっていつも思っていました。
ただ、実際自分が社会人になってみると、日々の仕事に追われて昔自分がなりたくないと思っていた大人と同じような状況になっていることにふと気づいたりします。
あなたは今、どこに向かっていますか?
きっと大半の大人が
「毎日こんなに頑張っているんだから、この日々を積み重ねていけば必ず素敵な未来があるはずだ!!!」
と考えているか、もしくは
「仕事が忙しすぎて未来なんて見えない。とりあえず1日1日を乗り切ることしか考えられない」
と考えているのではないでしょうか。
そんな人に私は声を大にしていいたい!!
「あなたは仕事をするために生きているのですか?」
もともと、仕事をする理由とはより自分の生活を充実させたり、なりたい自分を実現させたり、家族との楽しい時間をつくるためだったはずです。
40年前後という長い時間、仕事の為に使い、他の事は犠牲にしてもいいっていう人はほどんどいないのではないでしょうか。
ではあなた自身は自分の人生をどのように設計していますか?
どんな未来を描いているでしょうか。
そして今、その未来に向かって歩けていますか?
夢を叶えている人は先にゴールを設定している
実際に夢を叶えている人は明確で具体的なゴールを先に設定しています。
ゴールから逆算して今何が必要なのかをはっきりと理解し、行動しているからこそ叶えられているのだと考えます。
そこで有名なスポーツ選手3名が昔書いていた文集がとても共通点がありおもしろいなと思ったのでご紹介します。
野球・イチロー選手
僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は3歳の時から練習を始めています。3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。
だから、一週間で友達と遊べる時間は5、6時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。ドラフト入団で契約金は一億円以上が目標です。僕が自信があるのは投手か打撃です。
ー中略ー
そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の1つです。
とにかく1番大きな夢は野球選手になることです。
サッカー・本田圭佑選手
ぼくは大人になったら世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。だから今ぼくはガンバっている。今はヘタだけれどガンバって必ず世界一になる。
そして世界一になったら大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になってぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。1年間の給料は40億円はほしいです。プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人がこのぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢見ている。
一方、世界中のみんなが注目し、世界中で騒ぐ一番さわぐ4年に1度のWカップに出場します。セリエAで活躍しているぼくは日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。この得点も兄と力を合わせ世界の強をうまくかわしいいパスを出し合って得点を入れることが僕の夢です。
ゴルフ・石川遼選手
2年後…中学2年生、日本アマチュア選手権出場。
3年後…中学3年生、日本アマチュア選手権(日本アマ)ベスト8。
4年後…高校1年生、日本アマ優勝、プロのトーナメントでも勝つ
6年後…高校3年生、日本で1番大きいトーナメント、日本オープン優勝。
8年後…二十歳、アメリカに行って世界一大きいトーナメント、マスターズ優勝。
これを目標にしてがんばります。最後のマスターズ優勝はぼくの夢です。それも2回勝ちたいです。みんな(ライバル)の夢もぼくと同じだと思います。でもぼくは2回勝ちたいので、みんなの倍の練習が必要です。
みんなが一生懸命練習をしているなら、ぼくはその2倍一生懸命練習をやらないとだめです。ぼくはプロゴルファーになって全くの無名だったら、「もっとあのときにこうしていれば…」とか後悔しないようにゴルフをやっていこうと思います。
ー中略ー
僕の将来の夢はプロゴルファーの世界一だけど、世界一強くて世界一好かれる選手になりたいです。
3人に共通するところとは?
太字の部分は夢です。
3人とも小学生の頃の文集にも関わらず、大きな夢を描いています。その頃にプロになれるという確証があったというわけではないと思います。
それでも自分がなりたい自分を、大きな夢を、1番最初に堂々と語っています。
これこそが夢を叶えられた所以かもしれません。
赤字の部分は具体的な目標です。
自分がその夢を叶えた時にどうなっていくのか、何を達成していくのか、道のりが明確に書かれています。もう後から振り返っているのかなって思ってしまうほどですよね。
先に自分がうまくいく道筋が目の前に描けるほどの具体性があるからこそ叶っているのだと思います。
下線部はそこに辿りつくための行動です。
実際まだ小学生の文集なので、具体的な内容に関しては書かれていませんが、それでも誰よりも練習をするという意志は3人とも共通して記述されています。
まずはゴールを決めること。そこから道が開ける
一流のプロスポーツ選手3人の小学生の頃の文集を見ても分かるように、
夢を叶える人はゴールを定め、そこにたどり着いた姿を明確にイメージし、そこから逆算して今の行動を決めています。
夢を決めるときは現状の現実は全部無視します。
ただただ自分が叶えられたらワクワクする未来だけを想像します。
そしてそうなったときの自分やその周りを具体的に考え、どんな感情が得られるのかを考えましょう。
とにかく自然と笑顔になってしまったり、もう叶っているかのようにありありと描くことが重要です。そうなれたらそこが初めて夢へのスタートラインとなるのです。
あとはそこに行き着くために、自分が何をすればいいのか、真剣に考えます。
わくわくしているときは意外といつも思い浮かばないおもしろい発想が浮かんだりするものです。
そうするともう夢に向かって何歩も前に歩き出している状態です。
方法は何度も何度も変えることになるかもしれません。
ただ、自分が迷ったりつらくなった時に
「やっぱりこの夢はあきらめたくない!!」
と思えるような夢を掲げてまた歩き出すことが大事です。
社会人だからこそ、大きな夢を追うべきだ
社会人はたしかに忙しいです。仕事や家族に追われて時間もありません。
ただ、人生は一度きりです。
人生はあなた自身のものです。
本当に仕事だけで終わってしまっていいですか?
「そんなこといったって無理なもんは無理だよ・・・」
っていう声が聞こえてきそうですか(笑)
お金が必要ならつくればいいのです。
時間がないならつくればいいのです。
意外と気づいてないところに新しい発見があったり、今の無駄をカットすることで新しいものが生み出せたりするものです。
ただ自分が知らないだけ、気づいてないだけなのです。
知る機会なんてたくさんあるのです。
ただそこに目を向ければ、この情報社会の現代はいろんな情報が流れ込んできます。
その中で自分が取捨選択していくだけなのです。
私は社会人こそ、たくさんの可能性を秘めていると考えています。
たくさんの経験を積み、知識もあり、収入もあり、社会的信用もある。
気づく機会もいろんな方との出会いもたくさんある。
いくらでもやり直すこともできる。
だからこそ、「社会人だから」っていって諦めてしまうのがもったいないのだと思うのです。
「社会人だから」こそ自分自身の未知なる可能性を信じて挑戦するべきなのです。
失敗したっていいんです。
世の中、1回で成功することの方が圧倒的に少ない。
ただ、今うまくいっている人は叶うまで諦めず挑戦しただけなんですから。
違いなんてたったそれだけです。
タモリさん流:夢の叶え方
以前、タモリさんがある番組で視聴者から夢の叶え方について質問された時の話です。
タモリさんはその質問に対してこう答えたそうです。
夢を叶える方法を考えてる時点であなたの夢は叶うことはないんだよ。
だって、本当に夢を叶える人は、夢の中にいるんだから。
つまり、夢中っていう状態になるくらいのめり込むから、本気になるから叶うんだよ。
今、あなたが本当に夢中になれていることってありますか?
ない人は夢中になれるような夢、掲げてみませんか?
「夢中になれるようなこと何もないし・・・」
って思う人はまず10年後の自分を想像してみて、どんな自分になっていたいか考えてみましょう。
ワクワクするその自分を叶えるためにやることは夢中になってできることではないでしょうか?
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