はぴねすくるー

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あの日、パン屋を開きたいと夢を語ったあの人は今何をしているだろうか

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こんにちは!夢見るきちがいライター、ありすさおりです。

 

なんでもない時にふと昔の事を思い出す。

そんなこと、ありますよね。

 

ブログの話を考えている時、

ふとある人のことを思い出しました。

 

私が自分の持ち味に気づくきっかけとなった人です。

たった1回、たった15分話しただけの人。

 

あの人は今、何をしているのでしょうか。

 

 

あるセミナーで偶然会った年上の彼

たまたま誘われて参加したコーチングのセミナーでその人とは出会いました。

 

私は大学4年生、その人はたしか社会人2年目で製薬会社に勤務する方だったと思います。

 

参加者は10人程度、

全員社会人でもう40歳を超えた管理職の方もいらっしゃいました。

 

セミナー参加者の意図としては

コーチングを学ぶことによって部下の育成や会社の運営をよくしたい。

そんな感じの方が多かったようです。

つまりはだいぶ向上心高めの方ばかりですね。

 

内容は参加者同士でペアになり、

ある決められたテーマについて相手の考えを聞き出し傾聴する。

より相手自身も気づいてないような本音を対話の中で導き出す。

 

正直、社会人の中で1人学生。

大丈夫かなぁと思っていましたが、

皆さん大人なので暖かく迎え入れてくれて楽しく受講していました。

 

 

そしてついに最後の対話の時間。

その社会人2年目の彼とペアになりました。

 

テーマは「夢について」

時間は1人15分です。

 

 

会社の話は本当につまらなかった

最初はその人のことを知るため、会社の話を聞きました。

その人は饒舌にいろいろと話してくれました。

今やっていること、目標、なりたい姿。

 

5分くらい、ずっと聞いていたけど、

なんだか本当につまらなかった。

 

だってその人の口から語られるのは

普通の社会人のテンプレートのような答えだったから。

 

何よりその人自身がいきいきと話している感じではなかったんです。

 

きっと本当の夢はこれじゃないんだろうなぁ。

大学生ながら、なんとなくそう思いました。

 

「ほかに夢ってないんですか?」

って聞いてみたものの、

「夢・・・ですよね。普段考えてないから・・・」

と口が重くなり、眉間にしわをよせていました。

 

 

そこで、私はこう尋ねました。

 

「今1000万の資金があったとして、1年間の猶予があるとしたら、何かしたいことはありますか?」

 

 

本当の夢の話は本当に素敵だった

少し驚いて、少し考えて、ハッとして彼はこう答えました。

 

「僕、パン屋を出したいですね!」

 

 

そこから2人でいろんな話をしました。

昔からパンが好きで、大学の頃よくパン屋さんでレポートを書いた話。

 

だから大学の近くにオープンして

勉強できるスペースを作って、おいしいパンとコーヒーを提供したい。

 

できれば結婚して、奥さんと一緒にやりたい。

こじんまりとしてていいから、優しくあったかいお店を作りたい。

それが今の彼女だったらいいなぁとか。

 

さっきまでの会社の話をしていた時とは

まるで別人のような笑顔でたくさん話してくれました。

 

 

なんだかそんな表情を見ているのが私もうれしくて。

ずっと質問攻めにして、理想のパン屋さんを一緒につくっていた。

そんな記憶があります。

 

 

最後、私との出会いに感謝してくれた

あっというまの15分間でした。

 

そのセミナーの最後には必ず参加者全員の前で

今日自分が感じたことを話す、というのがありました。

 

 

その中でその人は私の話をしてくれました。

 

ずっと会社のやるべきことで必死で夢なんて忘れてた。

けれど、私のおかげで自分の本当の夢に気づくことができた。

僕はいつかそんなパン屋を出したい。

 

今日の出会いは偶然だけど、出会えたことに感謝している、と。

 

 

 

偶然の出会い。だけどある意味運命だと思う。

 

その人は私と出会ったことで、自分の夢に気づけたと言ってくれました。

出会えたことに感謝してくれました。

 

でも、感謝しているのは私も同じです。

 

特に何かをしたわけではない、

ただ思ったこと、そのまま口にして聞いてみただけで

こんな誰かの表情って変わる!

 

そのことがこんなに嬉しいんだって知れたからです。

 

そこから私は漠然とそういう仕事がしたいって思っていました。

 

営業をしている時、多少なりともそういう感覚ってありました。

お客様が喜んでくれた時、本当に嬉しかった。

 

居酒屋のバイトの時もそう。

お客様の喜ぶ顔が本当に嬉しかった。

 

けど、今はライターとしていろんな発信をしたり、

いろんな人の相談を直接聞く中で、

そんな表情を自分自身が引き出せたとき、

何よりも1番嬉しい!!!

 

ただここに辿りつく原点には

きっとあの日のあの人との15分があるのだと思います。

 

 

ただの偶然かもしれない。

けれど運命かもしれない。

 

 

今あの人は何をしているのでしょうか。

素敵なパン屋さんを営めていたらとても嬉しいなぁ。

 

いずれあの人にもしこの記事が届いて

また会えることがあったなら、

今の私があるのはあなたのおかげですと胸をはって言える。

そんな自分でありたいと心から思います。

 

 

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